2026-10-03

「教える人によって違う」をなくす。AIで作る新人向けチェックシートの手順

新人向けチェックシートのイメージ

新しい人が入ったとき、先輩Aは電話応対から、先輩Bは書類の書き方から教える。同じ職場なのに、教わる内容も順番も人によって違う——小さな組織では、よくある光景です。教わる側は「あの人はこう言っていたのに」と戸惑い、教える側も「どこまで話したか」を覚えていられません。

これは、教え方の問題というより、「教えることが一か所にまとまっていない」ことが原因です。OPSIDEがおすすめしているのは、先輩たちの頭の中にあることを一度書き出し、AIに整理してもらって、新人向けのチェックシートにまとめる方法です。

手順1:先輩の「いつもの説明」を、そのまま書き出す

きれいに書く必要はありません。新人が最初の1か月で覚えるべきことを、先輩ごとに、箇条書きのメモにします。複数の先輩がいる場合は、人別に別々のメモにしておくと、あとで食い違いが見つかりやすくなります。

手順2:AIに「整理」と「食い違いの確認」を任せる

メモを下のプロンプトと一緒にAIへ渡します。ポイントは、メモに書かれていない社内ルールや数字を、AIに作らせないことです。分からない部分は「要確認」として残してもらい、あとから人が埋めます。また、先輩どうしで内容が違う部分は、AIが勝手に決めず、確認事項として挙げてもらいましょう。

そのままコピペで使えるプロンプト例
あなたは、新人教育の担当者です。以下は、先輩たちが新人に教えていることのメモです(複数人分)。 次の順番で整理してください。 1. 内容を「最初の1週間」「2週目〜1か月」「その後」に分けた、チェックシート(できたらチェックを付けられる形) 2. 先輩のメモの間で、内容や順番が食い違っているところ 3. どのメモにも書かれていないが、新人が困りそうな項目(推測であることを明記した、候補として) 4. 私が確認すべきこと(質問の形で) 条件: ・メモに書かれていない社内ルールや数字は作らず、「要確認」と書く ・食い違いは、どちらが正しいかを決めず、そのまま挙げる 【先輩Aのメモ】 [例:電話の取り次ぎ方 / 来客のお茶出し …(ここに、実際のメモを貼り付ける)] 【先輩Bのメモ】 [例:書類の保管場所 / 経費精算の流れ …(ここに、実際のメモを貼り付ける)]

手順3:使いながら、分かりにくかった項目だけ直す

できあがったチェックシートは、最初から完璧を目指さず、新人に使ってもらいます。そのうえで、「分かりにくかった」「この説明が足りなかった」という声を集め、その項目だけを直していきます。教える人が変わっても、同じ品質で伝わる。それが、現場に定着する、回り続ける仕組みの一例です。まずは、先輩のメモを1人分、書き出すところから試してみてください。

← ブログ一覧へ戻る