同じような問い合わせなのに、Aさんの返信は丁寧で詳しく、Bさんの返信は一言だけ——。メール対応は、担当者の経験や性格がそのまま表に出やすい業務です。お客様から見れば、誰が返信しても同じ品質であることが安心につながります。
「文章力」ではなく「型」で揃える
返信の差をなくすために、全員の文章力を上げる必要はありません。AIに下書きを任せ、人は確認と仕上げに集中する形にすると、品質が自然に揃っていきます。進め方は次の3ステップです。
- ステップ1:返信の「型」を決める(お礼→回答→次のアクション→締め、の順番など)
- ステップ2:社内ルールを書き出す(敬語のレベル、約束してはいけないこと、担当部署の案内先など)
- ステップ3:型とルールをプロンプトに入れて共有する(誰が使っても同じ指示でAIに依頼できるようにする)
ポイントは、AIに「わからないことは空欄にさせる」ことです。納期や金額をAIが推測で書いてしまうと、かえってトラブルの元になります。
そのままコピペで使えるプロンプト例あなたは当社のお客様対応担当です。以下の問い合わせメールに対する返信の下書きを作成してください。
【返信の型】
1. 問い合わせへのお礼(1文)
2. ご質問への回答(箇条書き可)
3. 次にお客様にしていただくこと/当社が行うこと
4. 締めの挨拶
【ルール】
・丁寧語を基本とし、過度にへりくだった表現は使わない
・全体で300字以内にまとめる
・納期・金額・在庫など、下記の情報にない事実は推測で書かず「【要確認:○○】」と空欄にする
・最後に、担当者が確認すべき点を「確認メモ」として3つまで挙げる
【問い合わせメール】
[ここにお客様からのメールを貼り付け]
【回答に使ってよい情報】
[ここに社内で決まっている回答内容や資料を貼り付け]
下書きは「たたき台」、最後は人が送る
AIの下書きはあくまでたたき台です。「確認メモ」を見ながら空欄を埋め、必要に応じて一言添えてから送信します。この流れをチームで共通にしておけば、担当が変わっても返信の品質が保たれる、回り続ける仕組みになります。
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