小さな会社の経営判断は、社長やリーダーが一人で抱えがちです。相談相手がすぐそばにいないまま、思いついた企画をそのまま実行してしまうこともあるのではないでしょうか。こういうとき、AIを「壁打ち相手」として使う方法があります。ただし、使い方には少しコツが必要です。
「賛成してくれるAI」では判断の質は上がらない
企画やプランをAIに見せて「どう思いますか?」と聞くと、多くの場合、肯定的で前向きな返事が返ってきます。これはAIがユーザーの意図に沿おうとする性質があるためで、悪いことではありませんが、意思決定の場面では「思い込みを補強するだけ」になりがちです。抜け漏れやリスクに気づくには、あえて反対の立場を取らせる工夫が必要です。
役割を明示して「反対役」にする
コツは、AIに対して「あなたは反対の立場を取るレビュアーです」と役割をはっきり指定することです。指摘してほしい観点も3つ程度に絞っておくと、毎回同じ精度でチェックしてもらえます。実際にそのまま使えるプロンプト例は以下の通りです。
そのままコピペで使えるプロンプト例あなたはこの提案に対して、あえて反対の立場を取るレビュアーです。
以下の提案について、次の3つの観点で指摘してください。
1. 見落としているリスクや前提
2. 反対意見を持つ人がいるとしたら、その理由
3. 実行前に確認すべきこと
提案内容:
[ここに提案・企画の内容を貼り付け]
賛成意見や励ましの言葉は不要です。指摘だけを箇条書きで挙げてください。
このプロンプトを、社内で決裁を出す前のチェック工程として決まった型にしておけば、担当者が誰であっても同じ視点で一度立ち止まって確認できます。特別なスキルがなくても使える、小さな「回り続ける仕組み」の一つです。
OPSIDE